「石鹸って誰がはじめに作ったの?」「石鹸ってどうして生まれたの?」なんて、子供に聞かれてきちんと答えられる人はいるでしょうか?せっかくですので、石鹸の歴史も一緒に学んではいかがでしょうか?気がつけば、毎日手や顔や身体を洗うために使用する身近な相棒ともいえる存在ですから・・・。
《びっくり!石鹸ヒストリー》 日本では、古くは「シャボン」と呼ばれていました。(おばあちゃん世代で、いまだにその呼び方をしている人もいるのでは?) 石鹸の歴史は実はおどろくほど古く、なんと文字が発見されるよりもずっと以前から、人間は、油とアルカリを混ぜれば石鹸を作ることができ、汚れを落とせることを知っていたのではないかとい
うのが、今日の定説になっているのです!! 原始的な石けんは、中央アジアの古代人が火のうえで獣を焼いていたところ、その脂が灰のうえにしたたり落ち、やがて冷えて固まったことで偶然にも生まれたといわれています。不思議なその土を手につけて手を洗ってみたところ、肌についた肉の脂もそのほかの汚れも驚くほどきれいに落ちるではありませんか!これこそが、天然のアルカリ(灰)と油脂が自然に化学反応を起こして生み出された最初の石けんだった、というわけです。
古代メソポタミア文明の文書では、油とアルカリをまぜたものに硫黄をまぜ、織布の洗浄に使ったとはっきり記されています。 その後、石けんの製造法はローマ帝国にももたらされました。 9世紀には地中海沿岸の国々で、豊富なオリーブオイルと天然の海藻ソーダを使って、今の製造方法と変わらない石鹸が作られるようになります。といっても、使用できたのは、ごく限られた人々だけでした。
そんな石鹸が、大量生産されるようになったのは、地理上の発見がきっかけでした。 《石鹸が日本にやってきた!》 ポルトガルの船が日本にやってきたのは、16世紀中ごろ。当時 の支配者は、織田信長でした。信長は、西洋の文化を積極的に取り入れた人物でしたので、「石鹸、日本で使用OK!」となったわけです。、江戸時代に入り鎖国がはじまると、外国との交易は限られたものになってしまったため、石鹸も姿を消していきま
す。ただし、おもしろいことに、石鹸は消えても、「シャボン」という言葉は残ります。そして生まれたのが、「シャボン玉」!「シャボン玉」は江戸時代、縁日などでよく売られていました。 原料は、日本で古くから洗浄剤として用いられていたムクロジやいもがら、タバコの茎を焼いた灰だったといわれています。
《石鹸復活、その理由とは?》 日本の鎖国とは相反して、西洋の工場では石鹸が大量に生産されるようになりました。そして産業革命で、石炭採掘にたずさわった労働者たちが汚れを落とすなど、贅沢品ではなく、生活必需品として庶民ひ普及していったのです。
時を同じくして、日本も明治維新を迎え、石鹸への関心は高まるばかり・・・。明治6年には、日本で初めて石鹸が製造されるようになりますが、当初は製造過程に欠かせない苛性ソーダの入手が難しかったそうです。しかし、次第に生産量は増え、現代のよいな石鹸産業となっていったのです。(^o^)